CURE

「CURE」[amazon]を観る。ホラー映画的な「怖さ」とはちょっと違う、死ぬほどカエルが嫌いな人間がそうとは知らずにカエルの肉のステーキを食べてしまい、あとから「あれってじつはカエルの肉だったんだよね」と知らされたときに感じるような後味の悪さ。

それからこれはネタバレ気味になるけど、明治時代のマッドサイエンティストが事件にからんでいることが判ると、どうにも白ける。物語に「深み」を持たせるために過去の事件をからめたのだろうが、明らかに逆効果。逆に底の浅い因縁話になってしまうのだ。