白い家

カサブランカ[amazon]。父親のフェイバリット洋画なので、衛星放送か何かで断片的に観た記憶はあるが、通して観るのははじめて。この手の「古典的名作」を観ても、「ふーん、こういうシーンが『名作』って言われるゆえんなんだろうなあ」という痴呆的な感想しか浮かんでこないのが、オレの知性と感受性の限界であろう。第三帝国面従腹背する老獪なルノー警察署長(クロード・レインズ)がいちばんカッコよく見えてしまうのは、いまさらロマンティック・ラブに酔う気にはなれない中年男性ならではの感慨か。

それにしても「キネマ旬報 全映画作品データベース」は内容が充実していてよいね。