ジャズ

NHK総合で再放送されていた「ドキュメント地球時間 ジャズ」を観る。いかにもイギリス制作らしい、かっちりしたドキュメント。

映画とジャズにはむかしから興味があるのに、なかなか本格的に「ハマる」きっかけがないという話は、かなり前にも書いた。映画に関してはこのところ苦手意識が払拭されているのだが、ジャズはまだまだ。「偉いひとが誉めているものはちゃんと聴かなきゃ」という義務感にかられてコルトレーンやエレクトリック期のマイルスを聴いて、何が面白いのか理解できずに苦しんだ大学時代の経験がトラウマになっているのであろう。固有名詞ばかり先に覚えてしまった男の悲劇がここに。

マイルスやコルトレーンやコールマンを求道的に聴くよりも、ベニー・グッドマンあたりをぼけーっと聞き流しているほうがオレの性に合っていることが判ったのが、この番組を観た収穫であった。