未知との遭遇

15:00帰宅、16:00から20:00まで寝直して、今日も今日とてツタヤに行く。むかし観たはずなのにあまり覚えていない映画を観たくなり、「未知との遭遇[amazon]を借りる。公開当時に家族で観に行ったときは、特撮シーンしか印象に残らなかった(というかそれしか目当てではなかった。巨大なUFOがデビルズ・タワーの上に出現したシーンで妹と一緒に大興奮し、映画館のいちばん前の席まで駆け出したことを思い出す。四半世紀も前の話だ)のだが、いま観るとあくまでもリアリズムに徹した手堅い演出とストーリー展開にうならされる。あと音響技師とUFOがジャムセッションを繰り広げるシーンは、やはりどきどきする。しかし3度と5度とオクターブが「普遍的な」音関係だと思ったら大間違いだぜ、西洋人。

それにしても子供のころ、父親に連れられて観た映画って、SFものやパニックものばかりだったよな。子供の趣味に合わせたんだろうと思っていたんだけど、父親亡きいまにして思うと、自分が観たかったんじゃなかろうか。ちょうど子供にかこつけて「ピノキオ」を観に行こうとした、「未知との遭遇」の主人公のように。いまとなってはたしかめる術もないのだが。