ニコニコ平家物語 avec Stravinsky

はてなダイアリー内でニコニコ動画の再生が可能になったので、ためしにリンクする。

つきさっき別の動画を検索していてたまたま見付けたのだが、ストラヴィンスキーの「兵士の物語」と「平家物語」のミクスチャー。これは笑える。が、「平家物語」はともかく「兵士の物語」を知っているひとがどれだけいるのやら。なお原曲も同じようなタイミングで朗読が挿入される。その辺が笑いどころなのだが。
オレが持っているのはコクトーが朗読を担当したCD。

ストラヴィンスキー:兵士の物語

ストラヴィンスキー:兵士の物語

で、いま調べて戸川純巻上公一デーモン小暮閣下斎藤ネコというやたらと豪華な組み合わせで日本語版がリリースされているのを知る。
ストラヴィンスキー:兵士の物語

ストラヴィンスキー:兵士の物語

アマゾンのマーケットプレイスで、CDとは思えない値段が付いている。iTunes Storeあたりで配信してくれないものだろうか。

Les intelligences misogynes

sociologbook |2003/03| 男はみんな死ねばいい?
http://sociologbook.net/log/200803.html#eid221
sociologbook |2008/03| 負の当事者性
http://sociologbook.net/log/200803.html#eid222
上のふたつの文章を読み、かつタイミング良くというか悪くというか、「何だかなあ」と思わざるを得ない光景を目撃したので、それについて書く。
昨日、焼き鳥屋で夕食を食べていると、隣のテーブルで明らかに出版・マスコミ関係者である男女5人連れが歓談していた(女性はひとりだけ)。一応は同業者であるので、そういう人種を見抜く才には長けているつもりである。最初は興味深く話を聞いていたのだが、そのうちのひとりが「徳川300年の治世の功績は、女性に大きな権力を与えなかった点ですな」などととたまいはじめた。女性は男性よりもいろいろな意味で「強い」人種であり、明治以降になって少しずつ権力を女性に与えたことで日本は劣化した、というのがこの醜く肥え肥りして、ファッション感覚など皆無に等しい中年男の主張であった。新潟に一時帰省する前から懇意にしていた店で、しかも古くからの友人と一緒だったので、話を適当に聞き流していたが、そうでなければそいつが手にしているビールのジョッキを取り上げて、頭から振りかけていたことだろう。こういう「女性のほうが男性よりも強い(偉い)」という前提に立って話を進めながら、結局はミソジニーな方向に話を進めていく馬鹿男は本当に始末に終えない。たったひとりだけ同席していた女性は、この話をどんな気持ちで聞いたのだろう。
まあ、オレの女性観だってお世辞にも誉められたものではなく、酔った勢いで女性に迷惑をかけることもあったのだが、さすがにここまで堂々とミソジニーな言説は吐き出せない。このときに感じた苛立ちを解消するため、ここに記しておく。