「笹原さん 強気攻めなんですから」

げんしけん(8) (アフタヌーンKC)

げんしけん(8) (アフタヌーンKC)

前半が『げんしけん』以前の木尾士目作品を思わせる(といっても『四年生』しか読んでないんだけどね)、ちょっとシリアスで切ない恋愛物語。『げんしけん』でこういう展開がありうるとは思っていなかった。
それにしても自分が登場するやおい同人誌を見せられるのは、それほど衝撃的なことなのか。まあ、オレが「やおいのネタにされている自分」を面白がりすぎているのかもしれないが。
それにしても次巻で完結か。最近、新刊が出るのを楽しみにしていた漫画がどんどん完結している。別の楽しみを見出さねば。

粗髭

「実家の洗面所に剃刀がなかった」というきわめて形而下的な理由で生やし始めた髭だが、10日が経過したいまになってもまるで存在感がないままで、おまけに「似合わない」「痩せた○○○○○みたいだ」などとありがたい指摘を受けてしまったので、これから剃る。男性ホルモンの分泌量が生来的に足りないのだろう。世の中には立派な髭を蓄えているひとが少なからずいるが、あそこまで達するにはどのくらいの日時を必要とするのか。とりわけカール・マルクスガストン・バシュラールに問い質したい。

唐突な思い付き

ドゥルーズマゾッホ論を手掛かりに、「受け」と「攻め」の非対称性を論じることはできぬものか。

マゾッホとサド (晶文社クラシックス)

マゾッホとサド (晶文社クラシックス)