ようやく買えた
![さよなら絶望先生(2) (講談社コミックス) さよなら絶望先生(2) (講談社コミックス)](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51W1J94RGPL._SL160_.jpg)
- 作者: 久米田康治
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/12/16
- メディア: コミック
- 購入: 4人 クリック: 37回
- この商品を含むブログ (421件) を見る
ともあれこれは久米田康治の意外なまでにオーセンティックなブンガク趣味が(おもにタイトルで)炸裂した作品として、劃期的ではあろう。まあ、高校の現代国語の授業を真面目に聞いていれば、同定できそうな元ネタが多いのだが。
ちなみに前も紹介したことがあるかもしれないが、久米田康治がいわゆる「マジオタ」ではなく、サブカルチャー全般に関心のある青年であったことは、下の本に収録されたインタビューからも知ることができる。
![かってに改蔵かってに研究しやがれBOOK―公式ファンブック かってに改蔵かってに研究しやがれBOOK―公式ファンブック](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/41Ftw1aA0-L._SL160_.jpg)
- 作者: 少年サンデーかってに製作委員会
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2003/12/16
- メディア: 単行本
- クリック: 14回
- この商品を含むブログ (22件) を見る
雨の戸
引越し当日にあったほうが便利な小物を江古田駅前の100円ショップやコンビニで買い込み、新居へ。下見に行ったときには気付かなかったのだが、立派な雨戸が据えつけられている。オレの出身地である新潟県は、雨戸の取り付け率が極端に低い。ゆえに高校を卒業するまで、雨戸がどんなもので、何のために使うのか、いまひとつ理解できずにいた。雨戸の実在を疑っていたと言ってもいい。おかげで今日のように雨戸を閉め切った部屋のなかでひとりでいると、用途がまるで判らない機械を手渡されたような、まったく経験のない仕事をいきなり頼まれたような、落ち着かない気持ちになる(それではなぜ開けなかったのか、と言われそうだが、開けかたが判らなかったのだ。それくらいオレは雨戸とは縁のない生活を送ってきたのである)。
発言小町によれば、新潟だけではなく北国は全般に雨戸が少ないようだ。おそらく雨戸は実質的には「風戸」であり、台風がたまにしか来ない地方では取り付ける意味がないのだろう。
どうでもいいが「雨の戸」と書くと、武満徹の曲めいている。