トツカ・ピアノ・メソッド

http://home.inet-osaka.or.jp/~totsuka/
「○○メソッド」という言い回しが何がきっかけで日本語として定着したのかを調べているあいだに、上のサイトを見付けた。

よく知っている曲であるならぱ、楽譜なしでもメロディと鍵盤の位置関係がわかれぱ、あとはどこを押すかという順序の問題である。そこで、数字で順序と鍵盤の位置関係を示す「数字奏法譜」とそれを置く「譜面台」を開発した。

といったサイト内の説明を読んでも、肝腎のところが判りそうで判らない。まさかピアノの鍵盤に1から88までの数字を機械的に割り振って、その通りに指を押さえるといった単純な方法ではないのだろうけど。
そんなことはともかくフランス語の「メトード」も含めれば、「○○メソッド」はピアノの教則本あたりに起源があるのだろうな。

メソッドあれこれ

音楽系の「メソッド」で、わりと有名なものを集めてみた。

  • 鈴木メソッド(バイオリン)
  • 斎藤メソッド(指揮)
    • 斎藤孝の「斎藤メソッド」が有名になりすぎたせいか、斎藤秀雄の「斎藤メソッド」に関するサイトはあまり見付からない。とりあえずは本人の著作である『指揮法教程』(ISBN:4276141044)を挙げておく。
  • バークリー・メソッド(ジャズ等)
    • これに関しても、やはり「これぞ」といったサイトが見付からない。amazon:Berklee Methodで、それなりの数の洋書がヒットするが、いずれも特定の楽器の教則本で、「バークリー・メソッドとは何か」を総合的に解説している本ではない。
  • コルトー・メソッド(ピアノ)
    • という言葉が一般に浸透しているわけではないが、コルトーが書いた『コルトーのピアノメトード』(ISBN:4111782256)は上級者向けのピアノ教則本として、いまでも定評があるとか。