ハッピーサマーウェディング・タイムマシン

去年、「スウィングガールズ」を観て以来のファンである上野樹里が準主演で、おまけにタイムパラドックスもののSFとして意外と完成度が高いとの噂を聞き及び、池袋シネ・リーブルで「サマータイムマシン・ブルース」を観る。予告の段階ではSFとしての詰めの甘さを勢いでごまかしている映画だと思っていたのだが、まるで違っていた。ここまできちんと伏線を張り、それを綺麗に活かされた日には、何も文句は出てこない。いまどきのチープ邦画*1のファンとオールドスクールなSFファン、どちらにもお勧め。

*1:オレの勝手な造語。低予算ならではの強みを活かした邦画全般を指す。梅田望夫「ウェブ社会[本当の大変化]はこれから始まる」が元ネタ。