トラックバックと礼節?

最近は一部のインターネット利用者を「釣って」いるとしか思えない記事を連発している「AERA」だが、5月30日号にはミナ・トロットの短いインタビューが載ったようだ。
http://www3.asahi.com/opendoors/zasshi/aera/backnumber/r20050530.html
オレの周辺では誰も話題にしておらず、自分自身も買い逃したのだが*1、「論駄な日々」の身辺雑記ブログは「二流」ですか?によれば、「お返しトラックバック」が多いのは礼節を重んじる国民性のあらわれだと発言しているとのこと。ううむ。

*1:すなわちこの週はほとんど外出しなかったことになる。最近では週刊誌の情報を仕入れる機会が、電車の吊り広告に限定されている。

上への文章への補足

なおオレは、身辺雑記的なブログには肯定的である。その辺は明日全国の店頭にならぶはずの『スローブログ宣言!』(ISBN:4774124214)の第4章で述べたので*1、できればそちらを参照してほしい。
と、結局は自著の宣伝だったりするのであった。

*1:ちなみに詳細な目次は、http://www.gihyo.co.jp/books/syoseki-contents.php/4-7741-2421-4で読める。自分には洒落た見出しを付けるセンスがないのに、あらためて呆れた。

ISBN(国際標準図書番号)規格改定等について

http://www.isbn-center.jp/whatsnew/kikaku.html
各種の(といってもMM/Memoはてなブックマークしかチェックしていないのだが)ソーシャル・ブックマークではすでにさんざん話題になっているようで、完全に乗り遅れてしまった感じがあるのだが、2007年以降、現行のISBNコードは無効になるとのこと。オレたちの浅ましいリンクの数々はどうなってしまうのだろう……。

Google Mapsで東京上空いらっしゃいませ

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0506/21/news061.html
Google Mapsに東京の詳細な衛星写真が掲載されたとのことで、新宿駅を起点にして自分がいまいるマンションを探したところ、本当に見つかってしまった。まさかこんなトリビアルな写真から住所を特定できるわけがあるまいと、最初はここにキャプチャした画像をアップロードしようと思ったのだが、どうにも気持ちが悪いのでやめた。
自分がいまいる場所の衛星写真を見る*1のは一種の幽体離脱現象であり、それだけで充分に落ち着かない。さらにそれをウェブで公開するのは、言ってみれば「死者の視線」を他人と共有/他人に強要するようなものであって、不気味さはいや増す。個人情報の保護が云々とは関係なく、ウェブを使えば誰もが容易に「オレに関するメタ情報」や「オレに関するメタ噂」、「オレに関するメタ視点」を知ることができる世の中には、どうしても馴染めないのだ。それがまあ、数日前に書いたWeb 2.0の時代に対するちょっとした懐疑にも関連するのだが。

*1:もしかしたらこの写真が撮られた瞬間、過去の自分はまさにここにいたのかもしれない。