30代もしゃべっちゃうよ

昨日の深夜、NHKで「真剣10代しゃべり場」の再放送をやっていた。テーマは「ネットの中にだって現実はある!」。id:komametommy:20041126#p3を起点にした「高校生とインターネット」をめぐる一連の議論を遅ればせながら読んだばかりなので、興味深く観た(それにしてもいまの高校では、Wikiの記法を教えているのね。一部の学校だけだろうけど)。演出なのかもしれないが、ちょっとヤンキー寄りの若者がことごとくインターネットに否定的で、優等生タイプは肯定的。そして石田衣良が「インターネットに理解のあるおじさん」として要所要所を締める、といった構成。

インターネットはテレビや電話と同じぐらい普及している、もはや拒否したくてもできない「環境」で、インターネットそのものに嫌悪感を持っているやつなんてどこにもいないだろうと思っていたのだが、そうではないらしい。「メールやチャットのやりとりはディスプレイを介しているので、『本当の気持ち』が伝わらない」なんていう、1995年当時に50代の管理職のおじさんが言っていたことを、10代のヤンキーがそっくりそのまま繰り返す図式は、どうにもこうにも。

インターネットに関しては、世代間格差より世代内格差のほうが大きいのではないか。たとえば「オンラインショッピングサイト」と言われて、楽天的なもの(旬のものならひと通り手に入りますよ)とアマゾン的なもの(珍しいものがひょっこり手に入っちゃったりしますよ)を連想するひとのあいだには「壁」があるような気がする。そしてインターネットにおける音楽配信ビジネスは楽天的ではなく、アマゾン的なモデルを目指したほうがいいんじゃないかな、ってのは、先週話したことか。

JASRACシンポジウム2004

で、その「先週話したこと」のきっかけとなったJASRACシンポジウム2004のレポートが、インプレスINTERNET Watchに掲載されている。参加できなかったひとはご一読あれ。

http://internet.watch.impress.co.jp/cda/event/2004/11/26/5555.html

http://internet.watch.impress.co.jp/cda/event/2004/11/26/5560.html

http://internet.watch.impress.co.jp/cda/event/2004/11/26/5562.html

やっちゃったよ

いつかやるんじゃないかと思っていたが、アマゾンでまったく同じ本を重複して買ってしまう。漫画なので、経済的なダメージが少ないのがせめてもの救い。むしろ精神的なダメージのほうが大きい。これまでの人生で、「すでに持っている本を、間違ってもう1冊買ってしまった」経験がないので。

子供じゃないんだから、泥酔してオンラインショッピングサイトを利用するのはやめよう。子供は泥酔することも、クレジットカードを持つこともできないのだが。