2004-04-01から1ヶ月間の記事一覧

アダルト商品

ところで『少女、ギターを弾く』(第1巻 [amazon]、第2巻 [amazon])の第3巻はなかなか出ないのね。『つゆダク』の連載が忙しすぎて、ほかの作品に手が回らないのかもしれないが、たまたま立ち読みした『快楽天』で『少女、……』を知ったのがきっかけでこのひ…

ジャンプ化

朔ユキ蔵『つゆダク』の既刊6巻をすべて読む。何だかストーリーがどんどん「ジャンプ」化しているような。この作者のことだから、意図的にジャンプ的なもののパスティーシュを試みているのだろうが、最後までこのテンションを維持できるのかどうか、いささか…

芸術性あればいいってものでなし

逆位相

ヘッドフォンが壊れる。音が逆位相になって出力されてしまうのだ。以前使っていたヘッドフォンでもまったく同じトラブルが起こったことがあるのだが、よくある現象なのだろうか(どうやらヘッドフォン本体ではなく、ケーブルに問題があるようだが)。 ちなみ…

逆位相ポストロックを生成す

自己責任2

昨日の「自己責任?」というテクストがmixi上も含めて*1思わぬ反響を呼び、いささか戸惑っています(好意的な反応が多かったのは、嬉しいかぎりですが)。そのひとつひとつに応答する余裕はないのですが、とりあえず補足まで。 たしかにあの3人は軽率で、思…

六本木クロッシング

宿主が六本木クロッシングに行ってくる。六本木ヒルズという建物には仕事でもないかぎり近づきたくないので、オレは参加を見合わせたのだが、あとで話を聞いて、八谷和彦や会田誠や小杉武久(!)が出展しているのを知る。おまけに八谷和彦は例のメーヴェを…

六本木クロッシングがクロージング

今日のアマゾン

朔ユキ蔵『つゆダク』第4巻(小学館) [amazon] 朔ユキ蔵『つゆダク』第5巻(小学館) [amazon] 朔ユキ蔵『つゆダク』第6巻(小学館) [amazon]

つゆダク

朔ユキ蔵『つゆダク』を3巻まで読む。「スピリッツ」というメジャーな媒体に連載されているため、マイナーなエロ漫画誌に発表していたこれまでの作品に較べると、エンターテインメント性を重視した内容になっている。しかしいっけん回転寿司方式のエロコミ(…

自己責任?

海外旅行中のOLが現地で殺されても、この国のマスコミはあまり同情しない。「どうせ危険なところに出入りしていたんだろうから、殺されたのは自己責任だ」といったニュアンスで報道されることが多い。 それに対し、10数年前に日本人留学生がアメリカでハロウ…

自己責任問うやつばかりが無責任

ビジネス的リターン

いまさらという感じだが、『ほしのこえ』[amazon]を観る。SFアニメとしては既視感のあるシーンやエピソードが多かったのだが、同期型コミュニケーションツールの最たるものである携帯メールで、いつしか非同期型のコミュニケーションしか成立しなくなってい…

ほしのこえ非営利的に作られて

二重標準化

ようやく名和小太郎『ディジタル著作権』[amazon]を読了する。第I部、第II部は原理的・歴史的な話が続き、ややまわりくどく感じられるかもしれないが、それなくしては第III部のめくるめくロジックを堪能できないので、良い子は読み飛ばしてはならない。 サブ…

再販制度

昨日の日記に関してTFJさんより、日本の「輸入盤天国」的な状況は、欧米の陰謀なんて持ちだすまでもなく、業界保護として「レコード輸入権」ではなく「再販制度」を用いた結果だと思いますと指摘されました。たしかに再販制度の問題は、こちらの視点から抜け…

著作権二重標準避けがたし

今日の音楽

Squarepusher / Ultravisitor [amazon]。「フュージョンかよ!」と言いたくなるような曲もあったりして、馬鹿馬鹿しくて面白い。加齢のせいか、以前に較べるとこの手の音をさほど楽しめなくなっているのだが。 ちなみにこのアルバム、国内盤のほうがジャケッ…

輸入権2

引用ばかりでお茶を濁すのも小狡い感じがするが、とても重要な指摘だと思うので。 当時(1985年・引用者註)円の為替レートは1ドル250円程度、いまの約半分でした。安い円のもとで安価な日本製品が外国市場で猛威をふるうのを抑えるため、円高へ誘導し、…

輸入権

ここで消尽について一言.国外で権利が消尽した著作物*1をそのまま輸入できるかという議論がある.いわゆる並行輸入の可否の問題である.これを日本は可としてきた.参考のために示せば,米国においては不可,EUにおいては域内で可,域外で不可となっている…

ヲタ文化 輸入市場が成り立たず

マッチポンプ

それから『レコード芸術』や『ロッキング・オン』や『ミュージック・マガジン』のように*1、一方では「輸入盤を買うこと」イコール「より高度な文化、より最新の情報に接すること」というイメージを振りまきながら、他方では国内盤の発売を「国民的慶事」で…

分裂する著作権問題

これはレッシグ教授とのオープン・ミーティングに参加したときも感じたのだが、日本では法律屋さんと技術屋さんと文化屋さんがそれぞれそっぽを向きながら著作権問題を論じており、有意な交流が行われる機会が少ない。さらに文化屋さんのなかでも、テクスト…

プラモ

「プラモデル」って、 プラスチックという工業製品で作られた模型 可塑性の高い(プラスチックな)模型のどちらの意味なのだろうか。常識的に考えれば1.だろうけど、2.と解釈しても特に不自然ではなかったり。

架空請求

JASRACの依頼と偽った架空請求について こういう詐欺の材料になるぐらいWinnyがメジャーになってしまったのは、果たして何がきっかけなのだろう。

著作権トライブごとに分裂す

セクる

新明解国語辞典を読む(揮発性メモより) 『新明解』が好きなひとにはお馴染みのサイトかもしれないが、オレは今日知った。『新明解』の用例に、『ナウシカ』からの引用や、大原まり子からの引用があることには、かなり真剣に驚かされたぞ。

ミクる

一昨日、mixiに入ったのだが、結局は旧交を暖めあうツールとしてしか使っていないのは、orkutと同じだね。ソーシャル・ネットワーキングが新しい人間関係を築くのを目指しているサービスだとしたら、こんなに間違った使いかたもないと思うのだが。 ともあれ…

メタる

「映画に関する映画」は娯楽として普通に成立するのに、「小説に関する小説」は得てして難解になってしまう。それは映画作りが複数の人間の共同作業であり、人間関係をめぐる判りやすいドラマを盛り込みやすいのに対し、小説の執筆はひとりで完結する作業で…

メタること 映画と小説 別物か