身につまされる
メルの本棚 - 大学院を出たけれど
http://d.hatena.ne.jp/merubook/20060312/p1
カチャマイさんのエントリ、「大学院を出てないけれど」(id:cachamai:20060313:p1)を読んで思うところがあり、ちょっと加筆。
ほとんど学歴ロンダリング気分で人文系の大学院に進み、「この世界にはやはり向いていないのではないか」と思い*1、出鱈目に近い内容の修士論文を書いて逃げ出すように修了したオレには(メルさんはもっと高い志を持って大学院に進んだのだろうけど)、何とも身につまされるエントリである。いまのオレがライターとしてどうにかこうにか生活できているのは、大学院在学中にインターネットがきっかけで出版業界とのコネクションができたからで(総表現社会!)、もしそれがなかったらいまごろどうなっていたことやら、と、ぞっとする。真面目な話、「院に行く必要なんてあるんだろうか」と少しでも疑問に思ったら、学部を出て新卒で就職したほうがはるかにいい。大学の難易度や知名度(オレが出た大学は、どちらもそれほど高くはなかった)によっては、いわゆる「いい会社」には就職できないかもしれない。しかしその一方で、大卒なら快く受け入れてくれる会社だってもちろんある。たとえ「いい会社」でなくても、就職先が見付かったら迷うことなく就職しよう*2。「学部を出て新卒で就職」というコースをたどらない人間に冷たすぎるいまの日本の社会構造に疑問はあるのだが、とにかく現状ではそれが最良のコースだとしか言いようがない。
21円
確定申告のために領収書、源泉徴収票、預金通帳、電卓とにらめっこをして1日がすぎる。通帳をチェックしていて、今年のはじめにGoogle AdSense経由ではじめて収入があったことを知る。といっても、21円だったのだが。それでも振り込まれるだけ、幸せとすべきか。
それにしても確定申告、毎年微妙に税制が変わり、それに合わせてフォーマットも変わるので、書くのに非常に難儀する。これなら確実に間違えていないという項目だけを埋めて、あとは必要な書類をすべて封筒に詰め込んで、税務署でばたばたやることにしよう。