活字とブログ

何度か同じ場所にいたはずなのに、「まだ見ぬ君」(笑)であるベッチさんのコメント欄に、浅田彰が書き込んでいる。
id:betch-sun:20050402#c
成城トランスカレッジ!」が取り上げる(id:seijotcp:20050405#p1)前から最初に投稿されたコメントは知っていたのだが、どうせ偽者だと思っていた*1。しかし2回目の投稿を読むかぎりでは、本人としか思えない。これは昨日の日記で書いたこととも関連するが、リンク先の文章を書いた時点では、浅田彰は念頭に置いていなかった*2
そしてこれは今月号の『ユリイカ』(ISBN:4791701321)の座談会でも取り上げられていた、「講演会で熱心にメモを書いて、それをサイトに載せてしまうひと」問題にも通じるだろう。isedのように「非公開のイベントです」と念を押している場合は、オレは「行った」という事実だけや、全体の雰囲気を書くようにしている。「うお、知的で活発な議論が交わされているよ」というメタ・メッセージしか読み取れないオレの頭の悪さの証左にすぎないわけだが。

*1:浅田彰の職場のメールアドレスは、ほかのはてなダイアリーのコメント欄でもすでに公開されているので、それだけでは「本人が書き込んでいる」とする決定的な証拠にはならない。

*2:それでは誰を念頭に置いていたのだ、と問い詰められても困るのだが。

そんなこんなで

今日の「事件」のまとめが掲載されているので、どこで何が起こったのかを正確に知りたいかたは、id:rna:20050405#p1を参照してください。
ちなみに浅田彰の著作なら『ヘルメスの音楽』(ISBN:4480080082)がもっとも気に入っている。グールドやポリーニブーレーズの名は、この本で知ったのだよなあ。18歳の夏であった。