ヨハネ・パウロII世、死す。

http://www.lemonde.fr/web/article/0,1-0@2-3214,36-634755@51-627497,0.html
日本ではまだどこも報道していない*1みたい*2だけど*3

*1:報道していないのはアサヒ・コムだけのようですね。早とちりしてすみません。

*2:と思ったらアサヒ・コムにも上の文章を書いた時点でじつは載っていて、「おくやみ」ではなく、「国際」に掲載されていたので気がつかなかっただけなのであった。

*3:と、誰から指摘されたわけではないのに、なぜこうも追記を繰り返すのか。

Johannes-Paulus

当たり前の話だが、「ヨハネ・パウロ」は英語圏では「じょん・ぽーる」、フランス語圏では「じゃん・ぽーる」になる。これではどうにも、ありがたみに欠ける。「じょん・ぽーる」だとビートルズだし(これはちょっと強引)、「じゃん・ぽーる」ならサルトルだ。ビートルズサルトルも、ある意味ではローマ教皇よりも偉大な存在であって、決定的に「ありがたみに欠ける」わけではないのだが。
ちなみ1980年のサルトルの死去とジョン・レノンの射殺、1981年のヨハネ・パウロII世の来日は、子供のころに接した「社会的な重大事件」のなかでも、いまだに鮮明に記憶している。ローマ教皇来日は国民的一大祝賀として連日のように報道されたので、記憶に残らないほうがおかしいが、サルトルジョン・レノンを妙に鮮明に覚えているのは*1、のちにフランス戦後哲学とロックンロールに興味を示す萌芽だったとは言えまいか(言えまい)。

*1:この年には大平正芳、ビル・エヴァンズ、ヒッチコックといったひとも亡くなっている。