本日のアマゾン

仲俣暁生『ポスト・ムラカミの日本文学 』(朝日出版社[amazon]

蒲地輝尚『はじめて読むC言語』(アスキー[amazon]

レス・ハンコック他『C言語入門』[amazon]


C言語関係の「良書」には、出版時期の古いものが多い。それだけ息の長い言語であり、息の長い書籍だということなのだろうが。

だいこん礼讃

夕食は自炊するのでなければ、練馬駅前の店で外食することが多い。しかし駅からマンションまでの距離がけっこうあるので、いい感じに酔っ払った日は帰るのが苦痛になることが少なくない。かといってマンションの近くにあるのは、いかにも「接待用」といった感じの、一皿あたりの単価が不自然に高い店や、常連客以外には固く門戸を閉ざした店ばかりで、どうにも入りづらい。

二週間ほど前に開店した「だいこん」もその手の店の一種かと思われたが、ものは試しとばかりに入ってみる。いかにも水商売慣れした感じの女将さんや、店内に流れるジャズボーカルに、「ア、コレハイワユル『接待店』デハナイノカ」という悪い予感が走るが、生ビールが450円、酒肴もほとんど500円以下という良心的な価格設定で、おまけに最初に頼んだ大根の煮付けが「これで本当に400円なのか」と疑いたくなるくらいボリュームたっぷりで、しかも旨い。ほかのメニューも以下同文。これはアサヒ・〇ーパードライなんぞで食べては申し訳ないと、早々に日本酒に切り替える。出てくるものがいずれもヘルシー志向の低カロリー料理で、なかなか腹が膨れず、ついつい品数を多く頼んでしまう。そうか、こうやって客単価を上げようという魂胆か(笑)。開店したばかりのせいか、常連客と店の人間が排他的な雰囲気を作っていることもない。

宿主とふたりで呑んで、会計は1万円弱だが、これだけ呑んで、これだけで食べて、あの雰囲気でこの値段なら、充分に満足できる。ああ、こういう店で本当においしい和食をちまちまと食べるのが、オレの理想の外食生活なのであるよ。

清水義範はええ子だけど、タモリは苦悩する

読闘(食闘に変えたほうがいい)日記より

レイモン・クノータモリで、ウンベルト・エーコ清水義範というのは、やたらと的確な指摘で笑ってしまいましたよ。原書もさほど難しくない(何しろオレ程度の人間が読んでも、「うぷぷぷ」と吹き出してしまうくらい)なので、読むといいかもしれません。