絶望教師にフランス語を学ぶ

Twitterで驚愕すべきことを知ったので、忘れないうちに急いで書き込む。オレのFollowrsのひとりに高校でフランス語を教わったひとがいるのだが、担任教師は直説法現在、複合過去、半過去しか動詞の活用を教えなかったそうだ。しかもその教師は「半過去は複合過去の簡略版」という、あからさまに間違っている説明をしていたとのこと。「住んでいた」「読んでいた」のように持続性を持った出来事を描くのが半過去で、「買った」「入った」のように瞬間的な出来事を描くのが複合過去。実際はもっと複雑でいろいろな用法があるのだが、フランス語を知らないひとのために簡単に説明するとこうなる。これ以上は簡単にできない。これをさらに簡単に説明するとは、その教師のフランス語に対する理解度に疑問を抱かざるをえない(追記:教師はフランス語圏出身のベルギー人だったようだ。ネイティヴ・スピーカーだからこそ、文法の説明がいい加減だったのかもしれない。オレだって「変る」「変わる」「変はる」のどれが正しいのかとフランス人に訊かれたら、「みんな正しいから、好みの表記を使え」と答える、たぶん)。そんなひとが高校の教師になれるのなら、オレだってなれる。働く側としては羨ましいが、教わる側としては不幸である。
検索エンジン経由で、たまたまこの文章にたどり着いたひとに告ぐ。ここに書いてある情報は虚偽に満ちているので、信用しないように。