ミカド

あるゲームのタイトルをめぐり、「言葉の使いかたとして、ちょっとおかしいのではないか」と指摘したひとを擁護する文章を書いていたのだが、事態が収束に向かいつつあるようなので、そのままアップロードするのはやめる。

でもさ、「『一太郎』はWindows用のアプリケーション一般を示す普通名詞であり、Photoshopのインストールを『一太郎をインストールする』と形容しても誤用にはならず、Excelの入門書に『わかる! 一太郎』というタイトルを付けてもかまわない」とパラフレーズしたら(このパラフレーズも、かなりいい加減だけど)、大抵のひとは「それはおかしい」と思うよね。

まあ、そんなことを言ったら、「もともとはテンノーヘーカの尊称だったのに、フランスのガキの遊びの名前になり、しまいにゃピコピコ・バンドの名前にもなった『ミカド』の立場はどうなる」という再反論も成立するのかもしれないが、ここまで来るとさすがに不毛すぎるし、背景となる事情が違いすぎる。

しかし右翼のひとは「ミカド」がガキの遊びの名前になっていることに、なぜ本気で憤ったりしないのか。