2007-03-01から1ヶ月間の記事一覧

本日の献本

ゲームシナリオの書き方 基礎から学ぶキャラクター・構成・テキストの秘訣 (NEXT CREATOR)作者: 佐々木智広出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ発売日: 2006/09/21メディア: 単行本購入: 19人 クリック: 280回この商品を含むブログ (40件) を見るオ…

「なんでぼくに直木賞くれなかったんだろうなあ」

星新一 一〇〇一話をつくった人作者: 最相葉月出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2007/03メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 177回この商品を含むブログ (223件) を見る最相葉月が星新一の評伝を書いたというニュースを知ったときには、あまり期待を抱かなか…

L'«otaku» et la «sabukalu» au Japon.

SBMなどで自分の予想をいささか上回る反響を呼び起こした「日本における『オタク』と『サブカル』」ですが、フランス語版が公開されました。 http://bonzour.fr/blogs/spleendetokyo.php?itemid=58 翻訳を担当した「ボンズ〜ル」主幹の安田さん、ありがとう…

議論、尽くしてますか?

国民投票についての議論は十分だと思う? http://polls.dailynews.yahoo.co.jp/quiz/quizvotes.php?poll_id=527&qp=1&typeFlag=1 id:t-kawase:20070330:p1を経由して知る。虚心坦懐に回答して、しかるのちに結果を見ていただきたい。驚くか、納得するかはひ…

猫々痴談

ネコを撮る (朝日新書 33)作者: 岩合光昭出版社/メーカー: 朝日新聞社発売日: 2007/03/13メディア: 新書 クリック: 12回この商品を含むブログ (64件) を見るオレのハードディスクを漁るとデジタルカメラで撮影した猫の写真が大量に見付かる。右に載せたのは…

訳された傑作

艶笑滑稽譚作者: オノレ・ドバルザック,Honore de Balzac,石井晴一出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2007/03/23メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (11件) を見るああ、大学院時代のオレをさんざん苦しめた『コント・ドロラティーク』がつ…

「3年間の学費約300万の力を受けてみよ〜〜!」

実録!関東昭和軍(2) (モーニング KC)作者: 田中誠出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/03/23メディア: コミック購入: 1人 この商品を含むブログ (7件) を見る高校野球に関しては「誰もが知っているのに、誰もが言わないこと」がけっこう多いが、この漫画…

選挙期間中は

候補者はブログを更新できない。それならばmixi日記はどうなのだろう。

翻訳する

Try IT系ライター http://www.openspc2.org/writer/index.html なかなか良質な記事だと思うのだが、 かなり地道な努力ができ、長期間忍耐強くできる人であれば翻訳という方法もあります。これは米国で発売された書籍を日本語に翻訳するというものです。一旦…

チビって言うな!

鋼の錬金術師(16) (ガンガンコミックス)作者: 荒川弘出版社/メーカー: スクウェア・エニックス発売日: 2007/03/22メディア: コミック購入: 4人 クリック: 41回この商品を含むブログ (279件) を見る15巻が番外編的なストーリーだったので、もとの話を思い出す…

泡沫って言うな!

寡聞にして知らなかったが、外山恒一が都知事選に立候補したそうだ。それよりも驚いたのは、サンプル数は少ないものの、オレよりも年下の人間で彼の名を知っている者が少ないこと。そんなものか。1990年代初頭に大学生でサブカル系の雑誌を読んでいた者でな…

パトリオティズム的妄言

センバツで新潟代表の日本文理は大阪桐蔭に負けてしまった。まあ、どうせ負けるだろうと思っていたから、あまり悔しくはないのだが。こうした新潟人の特性を坂口安吾は「諦めている子供たち」と呼んだが、じつに的確である。 ところでここ数日、管理教育に関…

脳内ノベライズ

撲殺天使ドクロちゃん (電撃文庫)作者: おかゆまさき,とりしも出版社/メーカー: メディアワークス発売日: 2003/06メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 74回この商品を含むブログ (206件) を見るライトノベルに関する長篇批評を読んでいるのだから、ライトノベ…

キャラクター小説としての時代小説

今日も今日とて『ゲーム的リアリズムの誕生』を読み進める。第1章のBパートまで読んだ時点で大きな疑問に捉われたので、メモしておく。 「AERA」には養老孟司、池田清彦、吉岡忍による「深読み斜め読み拾い読み」という鼎談が連載されており、先週号では時代…

R.I.P.だなんて云えないよ

カメラマンの鴨志田穣さんが死去 http://www.asahi.com/obituaries/update/0320/005.html だからこれはどういうニュースなのだ。『アジアパー伝』(ISBN:406273740X)を読んだときには不遜にも「このひとには物書きとしての才能はないな」と思ったオレだが、…

やつらはゲーム的リアリズム

そんなわけで『ゲーム的』を読み始めているだが、思い出すのは11年前、清涼院流水『コズミック』を読んだときの驚きと戸惑いと怒りである。参考までに当時書いた短い書評を紹介する。配色がいまにも増してどうかしているのはお見逃しいただきたい。 http://y…

おいらは自然主義的リアリズム

『巨船ベラス・レトラス』(ISBN:4163256903)読了。面白くないはずがないが、面白かった。しかしこの本に関するちゃんとした感想を書くには、『ゲーム的リアリズムの誕生』(ISBN:4061498835)も読まなければ、と思う。関係ないじゃん! というひとがいるか…

Le Spleen de Tokyo更新

最初のエントリーが異様な反響を呼び起こしてしまった"Le Spleen de Tokyo"ですが、2回目のエントリーを投稿しました。今回はサブカル系、人文系の批評家を紹介する"Critiques japonais"のコーナーで、東浩紀を取り上げました。例によって、フランス語版が掲…

買った本

つまらないわけではないのになかなか読書がはかどらない本が多くて困っているときに、買わずにはいられない本が出るのはどうしたものか。巨船ベラス・レトラス作者: 筒井康隆出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2007/03/16メディア: 単行本購入: 2人 クリック…

第1楽章で拍手したっていいじゃないか!

キレる客対策、業界本腰 クラシック演奏会でトラブル急増 http://www.asahi.com/culture/music/TKY200703160235.html 活字版の朝日新聞を読んでいて、「あ、これははてなブックマークの人気エントリーになりそうだな」と予想した記事は、本当に人気エントリ…

葉月里緒奈はいるだけで怖い

黒沢清『叫』を観る。推理小説ファンならぐっとくる設定だが、黒沢作品が推理小説的に納得できる結末を用意するはずがないので、そうした期待はいっさい持たなかった。案の定、持たずに正解であった。『CURE』もそうだったと記憶するが、事件にまつわる「秘…

純然たる身辺雑記

確定申告のために新潟税務署へ。確定申告最終日の税務署といえばどこか殺気立っているものだが、意外と穏やか。地方都市だからなのか、それとも「確定申告はお早めに」というアナウンスが功を奏したのか。ところでオレは最低でも3回は練馬東税務署に行ったは…

ほのぼのハートフル

街角花だより (アクションコミックス)作者: こうの史代出版社/メーカー: 双葉社発売日: 2007/03/12メディア: コミック購入: 5人 クリック: 36回この商品を含むブログ (82件) を見る帯には「ハートフル・ストーリー」とある。それはその通りなのだが、「ほの…

不思議な異同点

村上春樹版「ロング・グッドバイ」 清水訳から半世紀 http://www.asahi.com/culture/update/0314/001.html この記事は活字版の朝日新聞(新潟で掲載されたのは今日だから、東京では昨日の夕刊だろう)にも掲載されているが、不思議な異同点がある。活字版で…

ビンボー人こそ確定申告を!

小生意気にも目黒なんぞに移転したが、今年になってからめでたく都営新宿線沿線に戻ってきたコンピューター系出版社でアルバイトしながら、ライターとしてもちょこちょこと収入を得ていた10年ほど前のオレは、「やはり確定申告はしたほうがいいのだろうな」…

少なすぎても多すぎても深刻

重い腰を上げ、確定申告の準備に取り掛かる。何しろ去年は仕事らしい仕事をしていたのは5月までで、あとは精神と肉体のバランスを大いに崩し、貯金を食いつぶしながら生ける屍のように生き、さっさと正真正銘の屍になりやがれとばかりに大怪我をして入院した…

夕陽は海に沈む

日本海側/太平洋側で、もうひとつ書きたい話が出てきた。 アニメを観ていて、「あ、この監督は日本海側の出身に違いない」と直感することがある。夕陽が海に沈んでいくシーンを観ると、そう思うのだ。そしてこの直感は外れたことがない。といっても具体例は…

韓国とわたし

すでに書いたように、オレが韓国という国を強く意識するようになったのはソウルオリンピック以降である。しかしそれ以前は韓国とまったく縁のない生活を送っていたわけではない。 オレが通っていた小学校と中学校は学校の屋上から日本海が見えるという立地で…

ブラッサンス頌

シャンソンやフレンチ・ポップスが好きな日本人は多いだろうが、ブラッサンスのファンとなるとそう多くはないだろう。google:ジョルジュ・ブラッサンスと検索しても、パリ市内にあるジョルジュ・ブラッサンス公園の情報ばかりが見付かってしまう。それも無理…

はてなロディア欲しい!

http://d.hatena.ne.jp/hatenadiary/20070308/1173331036 ふだんメモ帳や手帳を携帯する習慣がなく、急な打ち合わせのときに往生することがあるオレにとって、「はてなロディア」は充分に魅力的なアイテムである。これはほしい。 なおこのキャンペーンに参加…