2004-01-01から1ヶ月間の記事一覧

メールか、ウェブか

この話題について、achacoさんから反応をいただく。 オレにとってウェブ日記を書くときの気分は、「気心の知れた人間が7〜8人ぐらい集まった宴席で、全員に向けて何か面白いことを言おうとしているときの気分」に似ています。そうした場で一対一で話が盛り上…

日常

今日は次の単行本のためにじっくり勉強する日、と決めていたのに、結果としてはきわめて散漫な1日を送ってしまう。その気になればウェブで何でも調べられるご時世ではあるが、体系的で内容の濃い「教科書」が手元にないと、安んじて勉強できない。初心者向け…

カネと気鬱

カネがないという理由で誰かのリクエスト(誘いなり、お願いなり)を断るのは何とも気鬱な事態である。気が進まないから断っているわけではなく、本当にカネがないのだよ、こちらには。しかしそうやって「カネがない」と繰り返していると、自分がいろいろな…

カネなきひと首なきひととと同じなり

無防備でいいじゃん

それにしてもはてなダイアリーには、書き手の脇を甘くさせる魔力でもあるのだろうか。ある特定の業界ではそれなりに名を知られたひとのはてなダイアリーを読むと、あまりにも無防備でノンシャランな記述の数々に驚くことがある。それに対してMovable Typeに…

ワイズじゃなくていいじゃん

千駄ヶ谷で打ち合わせ。「鈍さ」や「粘り強さ」に欠けているのがオレの至らぬ点だよなあ、と反省することしきり。いや、実際に欠けているかどうかではなく、そういう側面を見せたがらない(そんなものは自分とは関係がないかのように振る舞いたがる)のがよ…

ワイズにはさせぬツールかはてなとは

無問題

『著作権の考え方』[amazon]読了。著作権においては権利者と利用者に「宿命的な対立構造」があるのだから、全員がかならず得をするシステムではなく、全員がちょっとずつ損をするシステムを作ったほうが現実的だという主張。人文系の論者の抽象的な議論に慣…

日常

某オンラインショップのマニュアル作成の仕事が急に入り、原宿のKさんの事務所へ。ところがデータがまだ揃っておらず、今日は具体的な作業に入れず。資料だけいただいて、事務所を出る。 帰りに新宿のタワーに寄るが、特に聴きたいものがない。聴きたいもの…

フロイトと夜桜を見る倒錯者

公私混同?

不特定多数に読まれる文章よりも、プライベートな文章を書くほうが緊張する。特定の誰かに宛てたメールは、その「誰か」に受け入れられなければそれでおしまいだけど、掲示板やウェブに書くのであれば、100人中99人の不興を買ったとしても、残りのひとりに面…

それにしても

昨日の日記の呂律の回っていなさ加減は、われながらひどいですね。下手に書き直すときりがなくなりそうなので放置しておきますが、あまり手厳しいツッコミなどは入れないでください。お願いだから(笑)。

過剰なる自意識をば持て余す

カミソリ負け

肌が弱く、しかも不器用なので、おろしたての剃刀で髭を剃ると顔が傷だらけになる。電気剃刀を導入したほうがいいのかもしれないが、どうにもあの機械は髭だけではなく、その周辺の皮膚までもばりべりぼりばりと引き剥がすのではないかという恐怖心を抱いて…

1989

四方田犬彦『ハイスクール1968』(新潮社)[amazon] 『新潮』の今月号に載っていた著者と坪内祐三 のパブリシティー対談がわりと面白かったので、ちょいと読んでみようかと思い、アマゾンのショッピングカートに放り込む。「わりと」や「ちょいと」といった…

一九八九年何がある

レズビアンをめぐるふたつの相

「男性はレズビアンを主人公にしたポルノを、単に『裸の女の子はたくさん出てきたほうが楽しいじゃん』という理由だけで愛好している。それに対して女性は、『現実の性関係の忌避』といった心理的な屈折からゲイを主人公にしたポルノを愛好することが多い。…

つまらない話だがほんとうだ。

携帯電話を受け取りに京王バス中野営業所へ。思ったよりも遠い。 帰りにあおい書店中野店に寄る。 大江健三郎『われらの時代』(新潮文庫)[amazon] 岡本薫『著作権の考え方』(岩波新書)[amazon] 『われらの時代』は大江作品のなかではかなり評価の低いも…

マリみてはわれらの時代を変革す

モンゴルの不幸とハワイの幸福

朝青龍が全勝優勝。めでたい。われながら凡庸な指摘だが、顔が下手な日本人よりも日本人らしいのが、モンゴル出身の力士の不幸ではないのか。見る側が「失われてしまった日本人の原像」みたいなものを勝手に期待しがちだというか。その点、ハワイ出身の力士…

雪男

父の一周忌。起きたら一面の銀世界で驚く。夜中にかなり降ったらしい。昨日までは雪はほとんど溶けかかっていたのに。そういえば去年の告別式も、最近の新潟市にしては珍しいくらいの大荒れの天気で、交通機関のダイアが乱れまくったおかげで参列できなかっ…

雪男懐石料理は口にせず

ある願い

母よ、人間のおやつと犬のおやつを同じ棚に置くのはやめてください。息子はさきほども、あわや犬用のビーフジャーキーを食べそうになりました。

無意味なまでの強さ

父親の一周忌(とは真宗大谷派では言わないのかな?)があるので、新幹線で新潟に帰省。車中で「Number」を読む。「不器用で悪いか!」特集で、清原、野茂、川口、カーン、高見盛などがフィーチャーされている。それでもやはり高見盛の人気が理解できない。…

朝青龍千代大海に勝ちにけり(もはや俳句でも何でもない)

最近の料理

生卵を小皿に落として、塩胡椒を振って15秒ほどかき混ぜて、600Wの電子レンジで1分30秒から2分ほど加熱する。麦酒のツマミに意外といい。

不注意でこれまで使っていた鍋を焦がしてしまい、数日前に新しい鍋を買った。今日がそのお披露目日。店頭で目測したときの予想よりもはるかに大きな鍋で驚く。家族が何人いるのというのか。でも用途が広そうなのは、何となく頼もしい。大事に使おう。

凛よりも屹

テレビをつけたらたまたまやっていた「ちょっと待って、神様」というドラマを真面目に観てしまう。宮崎あおいに見惚れる。こういう「凛」よりも「屹」が似合う少女には、心動かされる。ちなみに原作は大島弓子。「少女(あるいは20代前半の女性)の微妙な心…

神様もほんの少しは猶予する

ポモ

今年のセンター試験には、渡辺裕の文章が出題されたらしい。「聴衆のポストモダン」という題名のテクストを全国の受験生が必死で読み解いていたかと思うと、何だか微笑ましい。